元彼に再会2

2004年6月27日
昨日の続き。

Oさんと話がはずんでいく。
ちょっとした仕草や、言動で、
昔のことがたくさん思い出された。

Oさんの器用そうな手を、指をみて、
ドキっとした。
ものを作る職人にぴったりの指。

本気で、Oさんの手が暖かかったのを思い出した。
最高のデート、
最高の言葉ももらった、
最高心のこもったプレゼント、
最高の笑顔、
最高のエッチ・・・(^^;

私たちの周りに皆が集まってきてくれる。
「わーあーちゃん久しぶり〜!」
「○○さん何話してるんですかー?」

二人で話したいのに。。という思いと、
二人じゃぎこちなくなっちゃう、皆がきてくれて万歳、て気持ちが
いりまじってた(^^;)

何気ない雑談を続けていると、
となりのフロアから、
「うおーーーーっ!」って、すごい歓声が聞こえてきた。
今、サッカーの試合中で、
となりのフロアには特大のテレビが設置されていて、
それを皆お酒を飲みながら応援している。

何気にサッカー好きの私。
友達に誘われて、となりのフロアにかけこんだ。
もちろんOさんも。

「わーーっ、どっち?どっち?」
「なになに?ゴール?ゴールなの??」
テレビの前に人だかり。
私の後ろにOさんがいた。
皆、テレビしかみていない。
私も、後ろにOさんがいるのは知っていたけれど、テレビだけをみているふりをしていた。

ぎゅっ

右手が、
強く締め付けられた。

Oさん。
Oさんが、手をつないでいた。

私が弱くにぎりかえすと、
Oさんはさらに強く、にぎりかえした。

ちらっとOさんの方をみる。
テレビを見ているふりをして、何もみていないようだった。


ドキドキした。



いや、ホントにドキドキした!!!


サッカーの盛り上がるとこが終わって、皆、それぞれの席に散らばって行く。
何気なく手を離す。


そして、席について、
何気ない雑談の続き。
その日の宿の話になった。

「今日は、どこにとまるの?」

「今日は、○ゆみちゃんカップルんとこに泊まらせてもらう予定」

「あ、そうなんだ。そっか。」

「・・・・」

おいおい、なんなのその沈黙は〜〜。。
目があった。
一瞬だけど。

なんだか、顔が、カーっとあつくなってきた。

「トイレいってくる!!」

あーすけ、脱走。
逃げる。
ちょっと落ち着かなくっちゃ。

トイレで鏡をみる。
へんに、よけいに笑わないようにしなくちゃと顔を整える(^^;)
(整いません・・・)

トイレから帰ると、
Oさん、○ゆみちゃんカップルが帰る用意をしていた。
○ゆみちゃんは明日朝はやくから仕事で、
ちょっと遠くに住んでいるからもう、おいとますると言う。
そこに泊まらせてもらう、Oさんも。

私も帰ることにした。

お店を出るまでの、ながい通路。
私が一番後ろから、ついてゆく。
Oさんが、
つきあっていたころのように、
手をつなぐときにさりげなく、うしろにいる私の方に向ける手。

手をつなぎたかった。

でも、

その手をつかんじゃいけないような気がした。

「ちゃんとここにいるよ〜。」
って、
Oさんの持っていたかばんをイタズラっぽくひっぱった。
それで、終わりにした。

4人で駅まであるく。
私のとなりは○ゆみちゃん。
ひとなつっこく、話し掛けてくれる。

ああ、でも、
Oさーーん。
話していたい。今だけは。

あっというまに、駅についた。
なんでこんなときだけ、こんな田舎にすぐ駅があんのよ〜・・。

あっというまに、彼らの電車がきた。
「元気でなー!」
○ゆみちゃんは元気に手をふる。
私はにっこり、ほほえんで手をふっているだけ。
Oさんも、私を見つつ、手をふっているだけ。

電車がいってしまう。
動き出すとき、Oさんは、
じっと私を見つめてた。

私も。。。

ひとり、ホームに残された。

なんだか悲しい気持ちになった。

何、期待してるんだろ、私。

また、甘えようとしてた?

でも、手をとらなかった。

Oさんも、泊まっていこうとはしなかった。
(多分友達がいたらお泊りだったな・・・)

さしのばしてくれた手も、

とらなかった。

つなげなかった・・・。

20パーセントくらい後悔で、
でもやっぱり、80パーセントくらい、達成感。

甘えないで、すんだ。
独りよがりにならずに、
頼らずにすんだ。


ちょっとその日はお酒によっていたせいもあったんだろう。

家につくまで、

寂しかった。

帰りの電車で、
酔っ払いやへんなおとこがからんでくる。

そんなのが本当にうっとおしかった。

Oさーん・・・。
なんで泊まっていかないのさ。
馬鹿。

なーんて、自分勝手なこと考えてた。

考えてた。

けど!!

私もOさんも、実行にうつさなかったんだ。

私、我慢できたんだ!!!!

よし、自分。
成長してるぞ、自分。
えらいぞ、自分。

なんで切ないのかわからない。
でもこんなきもち、

寝て忘れよう。

*********

そうそう、
帰ってから、
別に話したくもなかったけれど、O君に電話してみた。
日本はまだ明け方。

でも、
ひとりにはなりたくなかったの。
Oさんのこと考えて、
眠りたくなかった。

Oくんよ。
私は心そこにあらずでしたが、
喜んで電話で話してくれてありがとう。
君はコンサート終わったよて報告くらいにしか思っていなかったでしょう。
さっそく心の浮気してきたあーすけでした。


次の日は日曜日。
○ゆみちゃんのとこにとまって、まだこの街にいるはずだった。
(といっても遠くだけど)
でも、
Oさんから連絡はなかった。

昨日は、「日曜もリハ−サルがあって忙しい」などと、
ウソをついておいた。

私が、
私がOさんに、
あわないように。。。

えらいぞ、私。
成長してるぞ、私。
よし、私。



 

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