知らせをうけとったのは、
大学に遊びにいって練習から帰ったときだった。
Emailで祖父のことをきいた。

それから泣きまくって、
O君にまっさきにれんらくして。

おうちと、
おばあちゃんちと、
親戚のうちに電話しなよと言われて
ひととおり、それも終わって。

それからまたO君に電話かけて、
おちついたと思ったから、
お礼を言って電話をきった。

***

それからすぐ、
Sから電話があった。

話題ぶりかえすとやっぱり涙でる。

祖父が死ぬことはわかっていたし、
あまりに苦しむ祖父が早く楽になれれば、とも思っていた。
覚悟していたつもりだったけど、
やっぱり寂しい。

祖父が最後にはこの曲を、といっていた曲を
ながしながら、
体が寒くてたまらなかったから布団にくるまってたら
そのまま眠ってしまっていた。

何時間たったかわからないけれど、
家の呼び鈴で目がさめた。

ドアをあけると、Sがいた。

「おそくなってごめんな」


手には私の大好きなチョコレートとか他にもお菓子がいっぱい。


最近のSのタイミングは絶妙だ。
私がこの国に戻ってきたときは、
何時にかえるかわからないのに、
部屋の前でわたしをまちぶせしてた。

「こっから階段だろ?トランクもつの大変だと思って。」


手にはジュースとビール。

体もつかれきってスッピンな私はもう、
ああ、恥ずかしかった。

***

今日はうちにあがるなり、
暖かいお茶いれてくれた。

なんだか体が凍えてた。

毛布に、頭からくるまって泣いてる私をずーとずーとなでてくれてた。



***

きっと、
O君がそばにいてくれたら絶対O君もそんなふうにしてくれたと思う。

そして私はきっとO君の肩をかりたと思う。



けど、

今日だけは


ごめんなさい。



雨の日に、
もう暗くて、
一人で寂しくて、
遠くの家族もしんぱいで、




泣きつかれた。

コメント

kitori
kitori
2007年8月22日10:12

大変だったね。。。
でも、おじぃちゃんもきっとあ〜すけたんがそこまで
思ってくれてると思ってなかっただろうね。
今度はあ〜すけたんが天国にいるおじぃちゃんに
笑顔をいっぱい見せてあげないとだね♪
今日だけはいいと思うよ。
人間絶対そういう日はあるんだから。
O君の優しい言葉に感謝だね♪

あすけ
あーすけ
2007年8月25日2:51

☆Kitoriさま

ありがとう・・。やっと落ち着いてきたよ。
O君やSの助けもおおきかったけれど、
こうやって声かけてくれるKitoriさまの優しさ、
嬉しかったです。

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